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どんな服を選ぶ?(改訂版) [服]

毎日の生活の中で、「服」の果たす役割ってかなり大きいと思いませんか。
そして、気分をも大きく左右する「服」。

当然、運にだって影響します。

実は私は日本にいる頃、
10年以上にわたって服飾のスタイリストをしていました。

TVに出てくるタレントさんや、モデルさんの為に服を選び、
コーディネートして着せる、というのが私の仕事でした。

そんな経験もベースにして、今日はお話してみたいと思います。

☆☆☆

どんな服を着るかによって、
本当にその日の気分が変わってくる、
と言う事はたくさんの人達に様々な服を着せてきた経験上、
とってもとっても身にしみてよくわかります。

普段くだけた服ばかり着ている人に、きっちりとした格好をさせれば、
やはり顔にも気合が入ってきたり、
元気のない人に明るい色のすっきりした服を着せれば
いつの間にかとっても明るい気分になっていたり。

着せる衣装だけで根本の性格まで変わるとは言えないけれど
気分を上げたり下げたり、ちょっとした身のこなしに出たり
ちょっとした役割の変化が出たりする事は本当に目の前でよく見てきました。

そんな大きな役割をも果たす、「服」。
やはり毎日の生活の中でも利用したいですよね。

だけど、日常の暮らしの中で、
その日の気分に合わせて服を選ぶと言っても
そんなに沢山の服を常に抱えているわけにもいかない。
収納にも限りがあるし、服ばかり買うのもお金がかかる。

だいたい、クローゼットは物が一番たまりやすい所で、
どこの家でも要らない服や着ない服が山のようにもうすでにあるはず。

どうすればいいのか。
そんな風に途方にくれる人もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。

そこで、ささやかながら、
普段、私が服を選ぶ時に気をつけている事をお話しますね。

☆☆

まず、私は上半身に着るものに柄物を選ぶ事はほぼありません。

柄物自体、あまり多くないですが
選ぶとしたらたいていスカートなどボトムの方です。

そして、アクセサリーを仕上げに使います。

ネックレスやイヤリングなど大ぶりの物から小ぶりな物まで
単独で使ったり重ね付けしたりと
その日の気分で使い分けます。

トップに選ぶものはシンプルで無地の物にすると、
アクセサリーも合わせやすいし、
そして付けるアクセサリーや合わせるボトムによって
かなりの幅のコーディネートが楽しめます。

シンプルなカットソーひとつとっても
カジュアルな着こなし〜ちょっとかしこまった場に相応しいものまで
アクセサリーとのコーディネートだけで印象を大きく変える事ができます。

反対にトップに柄物が来ると、
合わせるボトムの方をどれだけ変えても全体の印象は変わりにくいのです。

それに加えて、人に残す印象も、
柄の場合は確かにインパクトは強いけれど
その分、印象に残りやすいので、
あまり頻繁に着る事もはばかれる。
次のシーズンに持ち越しにくいのも柄物。

結果、柄物の服が多くなると、
全体の服の量もまた増えてしまうと言う事になりがちです。

衣装をとっかえひっかえできるタレントさんのような立場
(タレントの場合はそれも仕事のうち)
にいる方でない限りは
トップスを流行にあまり左右されないシンプルな無地にして
流行はアクセサリー(ベルトなども含む)で楽しむ、
というスタイルの方がクローゼットの中はすっきりしますよ☆

その分、私は確かにたくさんのアクセサリーを持っていますが
服をたくさん収納するよりもはるかに少ないスペースですんでいます。



流行の柄を選ばないという部分にはもう一つおまけがあって、
柄物って実はパッと見で大体の値段がわかりやすかったりもするんですよね。。

それに安めの流行物の柄の生地は、
同じ生地が色んなメーカーに出回っていたりもしたりして、
それも何だか個性があるようでなくなりがち。

無地のシンプルなトップスなら、
割と安価な値段でもいい物があったりして値段もおさえられたりしますよ。



そしてこれは私の個人的な好みでもあるとは思いますが
柄物をちゃんと着こなす人というのは
一般的には少ない気がします。

顔のすぐ下に大きい範囲で柄がくると、
ごちゃごちゃとした印象になったり
顔の印象も一緒になって
結局ぼやけた感じになったりしてしまったりしている人も多いです。


柄物は好きだけど、
もうひとつ着こなしきれているのかどうかわからない、という方は
形のキレイな無地のトップスに大振りのアクセサリーという
インパクトの強いコーディネートか、
柄物だけど顔のすぐ下少なくとも幅10cmは濃い目の無地、
というような着こなしを一度試してみてください。
あれ?何だかすっきり見えるしインパクトもある、と思えるかも。

そしてもう一つ大切な事。

色選びなどは、その時の気分で直感で選ぶものが一番
その時の状態にあっています。

ラッキーカラーだとか、似合う色と診断されたから、とかよりも
実はもっとずっとずっと、その時のあなたに”必要”な気を補ってくれる
色だったりアクセサリーだったりします。

たくさんの人に着せてきて思ったことですが、
似合わない、と本人が思っていたり判定された色であったとしても
服の形や、アクセサリーの合わせ方の工夫で
いくらでも’着こなせる色’になりえます。

一般の人であっても、着れない色がある、というのは不利です。

その時に身に着けたいと思う色が、そんな”似合わない色”でも
できる事ならいろんな工夫を鏡の前でしてみてください。
洋服屋さんでいろんな形を試してみてください。

あ、これなら、いける!!
という物が、組み合わせが見つかったとき、
それはまたきっと新たな自信にも繋がりますよ。



お財布にも優しく、クローゼットに服を詰め詰めにする事もなく
でもしっかりおしゃれは楽しんで、
気分よく過ごせる服選びのヒントに少しでもなる事を願って。。






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